欲しくもない4連休の3日目。
電車に乗ってしまえば往復で3時間は潰れる、
ソウルにでも行って散歩していれば2時間は潰れる。
もうソウルに行っても見たいものなんてなにもないけれど、
とにかく向かうしかなかったのだ。 時間を潰すために。
かつて、こんな退廃的な気持ちでソウルに向かった日本人などおっただろうか。
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 今頃買って読んでいました。
夕暮れ時のソウルの喫茶店で読みながら泣きそうになる暇な日本人1名。
ウチの母親も60をとっくに越してはいるが、自分で車を走らせてスキーして帰ってくる。
Windows7を操り年賀状を100枚ほど毎年自分で作成しやがる。
親父と一緒にゴルフもする。
最近、絵画教室に通いだした。 これがまた、うまい。
料理が死ぬほど上手い。
親父と息子に隠れて、たまにタバコを吸う。
なんだかリリーさんとこのオカンとかぶるもんだから、余計に泣ける。
いや、うちのオカンは死んでないのだけど。
昔は口うるさくて面倒だったけど、最近、このおばはん天才違うんか? とか思ったりもする。
ひまつぶしで向かったソウルだったけど、リリー・フランキーに親を思い出され
ほっこりして帰ってきますた。
結果オーライ。